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耐震工事の実際についてご紹介します。こちらのお宅は築40年!美化のためのリフォームも一緒に行っています。耐震工事は、引っ越しなどはしないで、お住まいになりながら工事を完了しています。耐震工事では引っ越しするイメージをおもちの方が多いようですが、ほとんどの場合はお住まいになりながら完成することができます。費用削減のコツなどもご紹介いたします。 |
【その1】部分的な耐震工事の実際(トイレ) |
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工事前の画像です。今回はトイレ部分が改修の対象になりました。トイレを外から見たところです。トイレの右側は合板をと筋交いを入れて耐震工事が完了しています。補助金申請をしましたので全て写真付きで報告をします。 →右側が工事の実際の様子です。合板は1枚板をはりつけます。クギの長さや、クギを打つ間隔も決まりがあります。 このようにして改修計画に従って全ての箇所を工事します。 |
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左の写真のトイレの窓の一部を撤去。壁をはがして筋交いを入れて補強したところです。金物も入れて補強しています。 | |
筋交いで補強した部分に合板をはって、さらに強度を高めます。完成する毎に写真にて記録をしていきます。 |
【その2】大きな壁部分の耐震工事と、美化リフォームの実際 |
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大きな壁部分の耐震工事と、壁の美化リフォームも同時に行いました。 ただし、耐震工事が補助金をいただきますので、しっかりと耐震費用部分と美化リフォームの費用を明確にしています。 |
壁をはがしたところです。柱も筋交いも細く薄いもので心もとない状況です。また金物も入っていない状態で、非常に弱い構造になっています。 |
規定に沿った頑丈な筋交いを入れました。右側の筋交いは強度のバランスを計算して一部をカットしています。一部分だけの強度が高すぎるとねじれが生じてしまうことがあります。建物全体での強度を計算します。 |
左側と右側にはより強度を増すために1枚板の合板をはりつけました。中央は合板を貼り付けなくても十分な強度があるためにバランスを考えてはりつけていません。もちろんより高い耐震を狙って合板を貼り付けることもできますが、全体のバランスが大切です。
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この壁の耐震工事が完了です。 |
最近人気のガルバリウムの壁としました。以前とは見違えるような美しい壁になりました。
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【その3】建物内部の耐震工事の実際 |
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建物内部の耐震工事です。外部だけでは強度が足りないため内部も行うことになりました。工事費用をできるだけ安くするために押し入れなど仕上げ費用がかからない場所を選んで設計されています。 | 太い筋交いを入れたところです。もちろん金物も入っています。これで安心ですね。設計段階で |
しっかりと筋交いが上部に接続されていることがわかります。このようにしないと筋交いの意味がありません。 |
押入の筋交いの下側です。これも土台にしっかりと接続されてなければなりません。また金物も取り付けてあります。
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強度を増すために合板をはりました。仕上げにはベニア板をはります。押入ですとクロスなど貼らないので安くすみます。 |
こちらは建物内の違う場所になります。天井と壁の工事が最小限にすむように工夫して工事をしています。また面積が大きいため合板を2枚あわせてはりつけていますが、これも規定通り裏側に補強をしています。このお宅の場合は部屋の工事はここ一カ所ですみました。
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耐震工事の実際、いかがだったでしょうか?この耐震工事は約150万円、壁の美化リフォームにプラス30万円で総額180万円ほどです。今回の耐震工事には95万円の補助金がでています。(2011年2月の申請で4月の静岡市の工事。この家の場合の補助金金額です)このお宅のようにトタンの外壁の場合、足場を組んで外壁を変更するだけでも100万円近くかかってしまうことを考えると、大変にお得ではないかと思います。築40年の家がリフレッシュして、安心して住めるようになるのは嬉しいことですね! |
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