− こちらは、木が印象的ですね。青森ヒバで建てられた家ということですが。
私は、青ヒバっていいますね。
(親方) そうですね。青ヒバっていいますね。
秋田、青森、岩手、その県境になりますかね。
− こだわりがあったのでしょうか。
こだわりというものでもないのですが。
夫の仕事の関係で、ずっと転勤していたことがありまして。
そのたびに住まいが変わったのですが・・・。
秋田で住んでいた一軒家がとても良かったのですね。
私の実家も昔ながらの囲炉裏のある家でしてね。
空窓って私たちは呼んでいたんですが、"すす"を出すために
開いているところから空が見えるんです。
天井がなくて。柱がでていて。
天井がある家は圧迫感がある感じがしているんですね。
− こちらは、とても開放感がありますよね。
木の家が良かったんですが、実は私はニオイが気になる方なんです。
でも、やっぱり木が良くて。 |
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− 青ヒバというのは香りという点ではどうなのでしょう。
青ヒバも香りますよね。
先日、一週間留守することがあって帰ってきましたら、ものすごい香りでしたよ。
もちろん、木の香りだから気にならないですよ。
ふだんは窓を開けっ放しにしていますが。
− 家に対して強いイメージがあったのですか。
家を建てる前に200軒くらい見ているんですよ。
こちらは壁の色がいいとか、戸はこういうイメージだとか。
− すごいですね。
民家の移築をされている有名な方がいらっしゃって、そういうのにも
あこがれていたんです。
− なるほど。そのへんの味も取り入れながら。
そうですね。
でも、お金があれば、またもっと数寄屋風のお家も建ててみたいですね。
(親方) またこちらとは雰囲気も変わって、天井も低くなりますが、魅力的ですよね。
ええ。素敵ですよね。 |